diniiに入社していました&就職活動、キャリアについて

8月1日に株式会社diniiに入社していました。前回の投稿 ののち、5月頃から就職活動を始めており、多くの会社の方やエージェントの方に面談の機会を作っていただきました。最終的にdiniiに入社することを決めましたが、自分の体がたくさんあれば入社したいと思う会社も多く、とても悩みながら決断しました。お時間を取っていただいたのに辞退した会社の方にはとても申し訳ないですが、自分のエンジニア人生の中で何かまたご縁があればと思っています。

就職活動について

今回の就職活動では、LinkedIn, Findy, Wantedly, リクルートダイレクトスカウトを主に利用していました。以前の転職活動では元々関心のあった企業の中からすぐに選考に進んでいたのですが、今回は幅広く企業の情報を集めた上で選考に進む企業を選んでいきたいと思っていたため、少しでも気になる企業や案件があれば積極的に面談を依頼していました。

企業の方と直接やり取りを行なってカジュアル面談や選考を行うケースと、エージェントの方を通じてカジュアル面談や選考を行うケースがありました。エージェントを経由した場合の利点として、求人の給与など条件面も教えていただけるので企業を比較しやすいこと、非公開の求人を紹介していただけるケースも多いことなどが挙げられます。欠点としては、エージェントの方との面談を通じて求人内容の詳細を教えていただけるという場合が多く、その求人内容が期待に合わないものであれば無駄な時間となってしまう点や、選考に関するやり取りが直接企業の方とできないため、伝言ゲーム的なコミュニケーションになってしまうという点があります。まとめると、エージェントを利用することで時間効率やコミュニケーションの精度は下がる部分がありますが、時間をかけても幅広く情報収集する場合には適していると考えます。

また、今回はスタートアップを中心に見ていました。当初は無数の企業からどうやって絞り込んでみていくかに苦労し、「すごいベンチャー100」などで企業情報を集めましたが、有力なベンチャーキャピタルの投資先となっている企業を一つ一つ見ていくというやり方もありかと感じました (これは後から思いついたものなので、今回はあまり実践できませんでしたが)。

キャリアについて

前職を退職後、チャレンジしていきたいと思ったのは「良いプロダクトを作ること」「良いプロダクトを作る組織を作ること」の2点でした。「良いプロダクトを作ること」については Duck の個人開発を通じて前に進めていますが、「良いプロダクトを作る組織を作ること」についても関心がありました。そこで、エンジニア組織全体、技術全体を見ることにチャレンジできるかという視点で就職活動を行いました。

入社時点において、diniiではフルタイムのエンジニアが10名前後で2つの開発チームを持っていました。この規模であれば各チーム、エンジニアの動きをある程度高い解像度で見ることができます。成長中の会社であり、チーム数が増えていくと自分から見える範囲も限られてきて組織の課題も変わっていくと考えられるため、組織の成長に合わせて自分も成長していく必要があり、それが面白そうだと思ったことが入社理由の一つにあります。

エンジニアのキャリアについて、ある程度キャリアを積むとIndivisual ContributorかManagerかという選択肢が挙がってくるかと思います。今回の自分の選択はどちらかといえばManager側になるのですが、今後ずっとManager的な動きをするかはわかりませんし、あまり決めたくないというのが正直なところです。自分が最も重みを置いている価値は「学び」であり、キャリアを限定せずにどちらにもなれるという感覚を持ち、その時点でより面白そうな選択をし続けることが最もモチベーションを高く維持でき、高いモチベーションによって学習効率が上がると考えているためです。

diniiに入社して、もしくはスタートアップについて

入社してからやってきたことについてはdiniiの技術ブログの方に書いていきたいと思いますが、1エンジニアとしても全社的な動きが見えやすく、自分のアクションが組織全体の課題解決に直結しているという実感を得られています。また、飲食店のオペレーションを支えるプロダクトを提供しており、セールスの方を通じてお客様からのフィードバックがよく届きますし、大きいインシデントが起きると飲食店のオペレーションが止まってしまうという緊張感もあります。

組織の規模が大きくなるほど、1エンジニアとしてのアクションが組織全体に与えるインパクトやプロダクトに与えるインパクトは相対的に小さくなるように感じます。もちろん組織規模や事業規模が大きければ、1メンバーや1ユーザーあたりから見たインパクトが小さくても全体のインパクトとしては大きくなるのですが、実感としては感じにくいということです。 技術を使って事業を成長させている、課題を解決しているという実感を得られることがモチベーションに大きく左右するという方には、スタートアップはお勧めだと言えるでしょう。

diniiでも絶賛採用中ですので、興味のある方はぜひこちらの採用情報を参照ください。 https://diniinote.notion.site/dinii-4f1f4687b47a48ee9de7abbe5a1f3814